キャンプ用品

ダッチオーブンでキャンプ料理はむしろ楽になる!魅力・使い方・簡単レシピを紹介。

ステンレスダッチオーブン

先日友人に、「ダッチオーブン使ってみたいんだけどどう?欲しいんだけど、あれ買うとキャンプ料理が大掛かりになりそうで。と相談を受けました。

たしかに、私もダッチオーブンを買うまでは、「おしゃれだけど、デカい、重いし、めんどくさそうな調理器具。」という印象でした。買ってもそんなに使わないかな?必要?と。

しかし、買ってみたらダッチオーブンは使い方の幅がかなり広く、レシピによってはかなり楽できる調理器具だと分かりました。

ビーフシチューも、スペアリブも煮込んでおけば時間こそかかるものの、材料を入れてあとは放っておくだけ。

ダッチオーブンで作ったスペアリブと大根の煮物。

長時間座って、お酒を飲んで、焚き火を眺めて楽しむキャンプとはすごく相性が良い料理道具なのです。

しかも、お値段以上で有名なニトリ様がダッチオーブン「19cm1490円」「22インチ2490円」で販売してくれているので、買うハードルも低い。いやあ、良い時代に生まれました。

では、この記事では、ダッチオーブンを買おうか迷っているけど実際どうなの?簡単に使える?必要?めんどくさくない?と迷われている方向けに、魅力、使い方(調理方法)、欠点、簡単レシピを紹介していきます。

ダッチオーブンの魅力

ダッチオーブンの魅力は料理の幅がとても広がることです。それを言ったらどの料理道具もレパートリーが増えるという点で同じやん!というご意見もあると思いますが、ダッチオーブンは料理レパートリーが5つも広がるのが特徴。

具体的には、オーブン、圧力鍋、燻製機、炊飯器、鉄板、の5つです。

各料理でのダッチオーブンの使い方

では、ここからはオーブン、圧力鍋、燻製機、炊飯器、鉄板、5つの料理でダッチオーブンをどのように使うかご紹介します。

「煮込み料理」はダッチオーブンで超簡単になる

その中でも、「煮込み料理」が作れるようになるのはすごく便利。秋や冬キャンプにかけて、シチューやおでん、もつ煮込み等が作れるのは大きなメリットです。

一般的に、煮込み料理は面倒です。

普通のお鍋で煮込むとすごく時間がかかりますし、圧力鍋は使用している間目を離せないので、他の作業ができない。結局どちらで作っても時間を取られる感覚があり、私は以前煮込み料理をするのが嫌いでした。

しかし、ダッチオーブンはちょうど圧力鍋と普通の鍋の中間に位置する存在なんですよね。

感覚的には、煮込み時間は普通の鍋の1/2程度になる印象。圧力鍋と違って危険性もないので煮込んでいる間も放っておけます。

全然野菜を切ってないずぼらビーフシチューも1時間程度で完成しますし、牛すじ煮込みは1時間半程度で柔らかくなりました。

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おでんの大根も1時間程度でほろほろに。

トマトおでん

ちなみに、なぜダッチオーブンが圧力鍋の代わりになるかというと欠点でもある重さに秘密があります。

ダッチオーブンは鉄で作られているので、重たいです。(ステンレス製もありますが、ステンレスも金属類の中では重い部類です)そのため、重たい蓋が鍋の上に載っているので、食材に圧力がかかり柔らかく煮込めるようになります。

ダッチオーブンの重さが圧力の秘訣

キャンプでじっくり煮込んだほかほかの煮込み料理は格別です。

「燻製機」の代わりにもなるダッチオーブン

ダッチオーブンで燻製

ダッチオーブンがあれば燻製も作ることができます。写真は「ささみとマヨの燻製」。

燻製機として利用するには、こういったロストル&燻製チップを購入するだけです。(写真はニトリのダッチオーブンとキャプテンスタッグの25cmロストルです)

「炊飯」もダッチオーブンなら簡単!

ダッチオーブンで炊飯をするのも簡単。圧力がかかっているので炊飯器よりもおいしいです。

ダッチオーブンで白米を炊く方法

ダッチオーブンは、パエリアやビビンバなど具材をたくさん入れた炊き込みご飯系の料理が作れます。

クッカーだと小さくて沢山具材を入れた混ぜご飯を作るのは難しいのですがダッチなら余裕。

材料2つでつくれる簡単パエリア

「鉄板」として食材をこんがり焼くのも良い

鉄板で肉や野菜を焼くと美味しいですよね!なんでも、鉄板でお肉や野菜を焼くと、食材の水分が外に出ないのでジューシーな仕上がりになるそうです。

そのため、ダッチオーブンで軽く炒めて、そのまま煮込む「チャーシュー」「スペアリブ煮」は最高。

ダッチオーブンで作ったスペアリブと大根の煮物。

ダッチオーブンで煮込んだスペアリブは本当に美味しい。至福の味がします。

鉄板で肉を焼くとうまい理由が知りたい方はこちらの記事を参照してください。

ダッチオーブンで「オーブン調理」

最後は、オーブン調理です。ダッチオーブンはその由来のごとくオーブン調理をすることができます。オーブンは四方八方から食材に熱を加えて調理しますが、ダッチオーブンの上・下に炭を置くことで、全体に熱を加えオーブンのような状態にするんです。

ダッチオーブンの熱の入り方

これによって、パンやピザ、ローストビーフや丸鶏などの固まり肉、アップルパイ等オーブンを使って作る料理をキャンプで作ることができます。

しかし、オーブン調理はコツをつかむまで少々難しい。理由は簡単で、炭火で調理することに慣れていないからです。

以前、ピザを焼いたときは炭とダッチオーブンの距離はどのくらいが良いのか、ダッチオーブンの上に何個炭を置いたら良いのか?に悩み苦戦しました。試行錯誤を繰り返し、なんとか焼けましたが。

でも、色んな苦労が吹っ飛ぶくらい焼き立てのピザは美味しいです。キャンプ料理は肉のイメージが強いですが、真の覇者はパンかピザです。イースト菌最高。

簡単ダッチオーブンレシピ

以下は、ダッチオーブンを使ったレシピです。この部分は随時更新していきます。

基本の「米炊き」

スペアリブ煮込み

簡単パエリア

牛すじ煮込み

おでん

最後に、おすすめのダッチオーブン

長くなりましたが、最後に私がおすすめするダッチオーブンを紹介します。

鋳鉄製

私は一番最初に「ニトリ」の22インチダッチオーブンを購入しました。しかし…1年くらい頻繁に使っていたら台所でこんな錆びまみれの姿に…

ダッチオーブンは繊細で、ちゃんとメンテナンスしないとすぐに錆びます。

しかし、「ニトリ」の安いダッチオーブンだとメンテナンスする気分にならなかったんですよ…。安いし錆びてもいいやって。

だから、ダッチオーブンは少々高くてもカッコいいもの、気に入ったものを購入するのがおすすめです。気に入ってないとメンテナンスしないから!

私がおすすめする鋳鉄製ダッチオーブンは「ペトロマックス」。理由?だってカッコいいじゃないですか。それが全て。だってこれが焚き火の中にいたらカッコいいもん。

あとは「チャムス」。蓋の上にペンギンの足跡が書いてある奇跡の可愛さ。

ステンレス

鋳鉄製のダッチオーブンはどうしても錆びるのでメンテナンスが必要です。メンテが面倒な場合はステンレスがおすすめ。

「SOTO」製が有名ですが「村の鍛冶屋」から販売されているTSBBQ製品もおすすめ。

個人的に、このTSBBQダッチオーブン、現在発売されてるステンレスダッチの中で最高傑作だと思ってます。

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