メスティンを使ってシングルバーナーでご飯を炊く方法は「火加減」が重要。ですが、3ステップで簡単に炊くことができます。
この記事では、シングルバーナー(ガスコンロ)を使ってメスティンで簡単にお米を炊く方法を紹介します。
シングルバーナーでお米を炊く3ステップ
- 水の分量を計測。
- 米を30分程度、水に漬けておく。
- 米を炊く。強火(吹きこぼれるまで)→弱火(10分)→蒸らす(15分)
水の分量を計測。何CCが一番良い?
水の分量に関して、山・キャンプ関連のブログを色々拝見したところ、米1合に対して「200cc」と書かれているものが多かったです。
しかし、本当に200ccが一番良いのだろうか?ここは、公式に聞くのが一番間違いがない!と思いメスティンの販売代理店「イワタニプリムス」さんに水の分量を問い合わせしてみました。とても親切に、以下のような回答をいただきました。
- 炊飯器で炊飯するときの目安は「200cc」。メスティンでおこなうときも基本的に同じ。
- 洗い米で吸水させた場合、米1に対し水加減は1から1.2といわれている。
ということで、水の量はお米に対して1か1.2のようです。つまり、1合炊きなら200cc~240cc、2合炊きなら400cc~480ccが良さそうです。
お米の炊き方
【1】お米を30分~1時間程度水に漬けておきます。
水に漬けておかなくても良いですが、この工程をやっておくと「お米の芯が残っている」失敗の可能性が減るそうです。
【2】水を入れて、炊飯を開始します。蓋をしめてガスコンロの上に乗せ、強火にします。吹きこぼれて湯気がでるまで待ちます。
何回かメスティンを使っていて蓋がゆるんでいる場合は石ころ等、重しを乗せると良いです。
【3】湯気が出てきて水滴が滴ったら、火を弱火に落として10分。その後、タオルやビニール袋にくるんで密閉して15分待ちます。
【4】15分経ったら完成です。みてください!この炊きあがり。お米が立っています。
炊飯器で炊くより、クッカーで炊くより、ダッチオーブンで炊くより、メスティンで炊いた方が個人的には「米がウマくなる」と思っています。
メスティンで炊いたお米の美味しさが伝わりずらいので、クッカーで炊いたご飯と比べてみました。
左がクッカー。右がメスティンです。
左のクッカーで炊いたお米は少々べちゃっとしています。それと比較して右のメスティンで炊いたお米は形がしっかりとしていることがわかりますでしょうか?
写真のように、メスティンで米を炊くとうまみが凝縮されたような、米を一粒一粒楽しめる味わいになるんです。
どうすればうまく炊ける?炊き方のコツは?
イワタニプリムスさんに炊き方のコツを伺ってみたところ。「火力の調節」という返答が返ってきました。火力の調節をうまく行えばおコゲはできないそうなのですが、作らずに炊飯するのは中々難しいそうです。
おコゲができても特に問題はありませんが、メスティンの洗浄が大変になります。。
何回かメスティンで炊飯をしてみて、ここはポイントだな~と思ったのは強火から弱火に変えるタイミング。湯気が上がって、お水が吹きこぼれたらすぐに弱める。このタイミングがうまくいけばおコゲができにくい気がしています。
この点に関しては、もう少し研究していきたいと思っています。
火加減を失敗したくない場合は、固形燃料を使った方が確実。
火加減を失敗したくない場合は、固形燃料を使った「ほったらかし炊飯」が手っ取り早くておすすめです。この方法は固形燃料が燃え尽きるまで、ほったらかしていると20分程度で米が炊けてしまう自動炊飯方法。
固形燃料と、燃料をいれるストーブはとても安価で購入できます。100均(ダイソー)でも燃料は売っているので簡単に手に入ります。
シングルバーナーで米を炊くときの注意点
最後に、シングルバーナーでお米を炊くときの注意点です。
シングルバーナーは、火が一点に集中してあたります。そのため、鍋底一点に火があたってメスティンが焦げてしまうことがあります。
そこでおすすめなのがユニフレームのバーナーパット。これはシングルバーナーの火を遠赤外線のじっくり熱に変換してくれる優れものです。
パットを使うことで鍋底1点に火があたらなくなり、鍋底が焦げにくくなります。
メスティン以外にも、クッカー、ホットサンドメーカーなど、アウトドア調理器具を焦げから守ってくれます。ひとつ持っていると便利です。
いかがでしたでしょうか?メスティンでお米を炊くのは、少々コツがいりますが、慣れれば簡単にできます。ぜひ、何回かチャレンジしてみてください。
先日、メスティンでだし巻たまごを作ったら美味しすぎました。ぜひ白米と一緒にどうぞ。
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