キャンプ料理のきほん

キャンプ料理のきほん①初心者が知っておきたい失敗しがちなポイント3つ

こんにちは。キャンプ料理研究家のスガタニです。

私は5年前、朝霧JAMというフェスに参加してキャンプにハマりました。当時webディレクターで毎日忙しく過ごしていた自分にとって、自然の中で寝ること、ごはんを食べることはとても新鮮だったのを記憶しています。

朝霧ジャムのアリーナから見る富士山

空気がおいしくて、夕焼けに染まる富士山があまりにもきれいで、自然の中で食べるとご飯がおいしくて。

その日から、人生が変わってしまうほどの体験でした。

富士山

キャンプ料理を色々作って思った。失敗率高い・・

元々食べることが好きだった私はキャンプにハマって以来、色々なサイトを見ながらキャンプ料理を研究しました。

しかし検索で見つかるのは、おしゃれなキャンプレシピのサイトばかり。キャンプ初心者の私がキャンプ場で失敗せずに作れそうなレシピがありませんでした。

なら、「自分で簡単に作れるアウトドアレシピを作ってみよう!」と思って始めたのが当ブログです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事は5年前キャンプ初心者で右も左もわからなかった私が知りたかった「キャンプ料理のきほん~失敗しやすいポイント編~」を書いていきたいと思います。

料理が失敗すると、キャンプの楽しさは1/3くらいに減ってしまうのでぜひ見ていってください。

キャンプ料理は失敗しやすい!どうして?

炭がつかない状態炭にうまく着火せず途方にくれる方たち

まず初めに、お伝えしたいのは「キャンプ料理はビックリするくらい失敗する確率が高い」ということ。

理由は「炭」という熱源に普段接していないから。扱い方がよく分からないんです。

裏返せば、炭を制するものはキャンプ料理を制す。「炭」のことを事前に知っておけば失敗の確率はぐんと減ります。

炭と仲良くなれない3つの理由。

普段家ではボタン一つ押すだけで火を起こしている我々。そんな私たちが原始的な「炭」で火を起こし、食材を煮炊きしようと思った時、失敗する原因は大きく3つです。

  1. お湯が沸かない
  2. 食材が焼けているのかわからない
  3. 炭に火がつかない

どの項目も、その日食事が食べられるか危うくなるようなクリティカルな問題です。それでは、順番に説明と対処法を見ていきましょう。

①炭でお湯を沸かすと、めちゃめちゃ時間を食う

炭でお湯をわかす

家のガスコンロでお湯を沸かすと3~4分で沸きますよね?あの感覚で炭火を使うと、ぜんっぜん沸きません。火加減にもよりますが、15~40分はかかります。(15分の場合超強火です。)

どうして沸騰しずらいかと言いますと、炭は「遠赤外線」を発して食材を温める熱源だから。

遠赤外線・・なんだかじわじわ温かそうな響きですが、その通りで、じっくり時間をかけて食材の中まで熱を通せる調理方法です。そのため、お肉や野菜はふっくらジューシーに焼けますが、温まればOKなお湯には不向き。時間だけがかかります。

私は2回目のキャンプでパスタを作りましたが、お湯を沸かそうとして40分以上かかりました。ガンガン炭火を追加してなんとか沸騰させましたが、夕方から料理をはじめて完成したことには真っ暗。

パスタを調理していたら夜になんとかできあがったカルボナーラパスタ

普段、ボタンを押せばお湯がすぐに沸く生活に慣れてしまっている我々にとって、炭火でお湯を沸かすことは本当にもどかしい行為です。

加えて、キャンプ場は春でも夏でも夜になると涼しいので、温かいスープが飲みたくなったりお茶が欲しくなる場合が多いです。寒い中お湯が沸くまで40分・・。私は待てませんでした。

お湯をのんでひといき寒い中飲むほうじ茶は最高。飲みたいときにすぐ飲みたい!それがお茶!

食事は炭火調理で問題ありませんが、温かいお湯がすぐに沸かせないことは本当にストレス!ケトル&カセットコンロ、またはシングルバーナーは持っていくことをお勧めします。

私が使っている「イワタニジュニアシングルバーナー」「コールマンパックアウェイケトル」は非常にコンパクトで荷物にならず、安いキャンプ料理道具。

家で使っているカセットボンベを使用できるので燃料も100円程度で済みます。おすすめです。

コールマンパックアウェイケトルとイワタニジュニアバーナー

②食材が焼けてるのかわからなくて、お腹くだす

bbqで肉を焼く

鶏肉・豚肉は危ないからよく焼いて!と言われますが、アウトドアではさらに慎重になる必要があります。

キャンプ・バーベキューなどのアウトドア料理では食材が傷みやすい上に、夜暗くなって肉が焼けてるのかイマイチ分からないまた、炭火は燃えている部分と燃えていない部分で温度がマチマチです。

以下の写真でいうと、黒い部分は温度が低く、白い部分は温度が高いです。同じコンロの中でも温度がマチマチになります。

そのため、場所によって肉が焼けていないこともあります。

炭火で肉を焼くと温度がマチマチになることが

大人だけならまだしも、子供がいるファミリーキャンプで肉の生焼けはデリケートな問題。キャンプ料理に慣れるまでは、温度計を使って肉の温度を測ると安心です。

鶏肉、豚肉、牛肉それぞれ何℃以上ならOKという基準があります。日本バーベキュー協会主催のBBQに参加した時に習いました。以下、それぞれのお肉が安全に食べられる温度一覧です。

牛肉、豚肉、鶏肉、安全に食べられる温度

鶏肉 70℃以上 鶏肉は、筋肉に寄生虫がいる可能性があり、一番良く焼く必要があります。寄生虫・・そんなこと言われたら食べるのが怖くなりますよね。鶏肉は絶対に良く焼きにしましょう。
豚肉 63℃以上 豚肉は63℃以上に焼き上げると安心できるみたいです。鶏肉と同じように豚肉にも寄生虫がいます。ただ、鶏肉ほど凶悪じゃないようで63℃以上が目安。
牛肉 50℃以上 牛肉にも、豚、鶏と同じように寄生虫はいるようです。ただ、他の2種類より危ない虫ではないようで、牛は生焼けでも大丈夫と言われているようです。

※日本バーベキュー協会で教わった肉の温度基準ですが、肉を焼かれる場合あくまで自己責任でお願いします。

温度の測り方は、先端が針になっていて刺せる温度計を使用します。鶏もも肉のような塊肉には3,4か所針を刺してみて温度を計っていきます。

値段も手ごろで荷物にならないので、子連れキャンパーの方は持っていくことをお勧めします。

③炭に火がつかない

炭の着火はむずかしい

炭を扱う上で最後に知っておきたいことは、着火剤の火が炭に中々燃え移らないことです。

炭に火をつけるには、「かなり強い炎で」「10分以上炙り続ける」ことが必要です。

このかなり強い火力を出すことが難しく、着火剤の燃焼力だけでは足りません。そのために、うちわでパタパタ仰いだり、息をフーフー吹きかける必要があります。

火をつけるのに慣れていないと、この作業がうまくいかず何十分も仰いだりフーフーしたり・・食材を焼くまでにもうクタクタ・・という話はよくあります。

炭は風を送って火を大きくする

しかし。しかしですよ。この問題。

「良い着火剤」を知っていれば簡単に解決できるんです。

みなさん木炭はこだわるんです。しかし着火剤はあればいいや的なノリで、適当にホームセンターや100均で買います。

でも、うちわで仰ぐ必要もないくらい強い火が、10分以上出る着火剤をそもそも買えば大変な作業は全てなくなるんですよね。

強い火力が長時間持続する着火剤は、探せば色々あると思うのですが、私のおすすめは「ロゴス防水ファイヤーライター」

ロゴスの着火剤

1個の着火剤で13~17分持続し、火力も強い。普通の木炭や薪なら1個で着火できます。また、水にも強いので突然の小雨や湿度の高いキャンプ場でも大丈夫です。

ロゴスの着火剤でひがおおきくあがる

1回購入すると21個セットついてくるので、余ってしまいますが防水で湿気に強いので1年間家の押し入れに入れても大丈夫。翌年も使えます。

定価720円(税別)なので着火剤の中では高く感じますが、1個にするとだいたい20円くらい。1回のキャンプで1個~2個しか使わないので、中長期的に見たら100均で着火剤を買うよりもお得かも??

ウチワで仰ぐ手間も、フーフーする手間もなくなるので、本当に焚き火が楽になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

キャンプ料理は楽しいですが、炭火の扱いに慣れるまではよく失敗します。炭の取り扱い方は十分予習してからキャンプにのぞんでください!

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