湘南暮らしのこと

UPIOUTDOOR鎌倉のブッシュクラフト講座1,000円がお値段以上すぎて、超おすすめ。

フェザースティック作り

「鎌倉のキャンプ沼」として崇められる「UPI OUTDOOR 鎌倉」のブッシュクラフト&ナイフ講座に行ってきました。

私は一年半近く湘南に住んでいますが、「UPI OUTDOOR 鎌倉」を知ったのはここ最近。twitterで「モーラナイフ」が店内にずらーっと並んだ写真を見て「何ここ・・!」と気になっていました。

UPIOUTDOOR鎌倉

丁度、相方が大事にしていたOPINELナイフを前回のキャンプでなくしたので、他に探さなきゃ~と考えていたところ。

UPI  OUTDOOR 鎌倉のアクセスを調べるべく、ホームページを見てみると「初心者向け:ブッシュクラフト&ナイフ講座1,000円」のイベント案内が。

ブッシュクラフトもやってみたかったし、ナイフの選び方も分からないし、実際に講座で説明を受けてから買おう!と考え、申し込んでみました。

ブッシュクラフトの基本すべてを教えてくれるモリモリの1時間

1,000円の講座なので、そんなに期待せず軽い気持ちで行ってみると、、、めっちゃ本格的な人でてきた・・・

モーラナイフ公式インストラクターの越山さん

この方、モーラナイフジャパン公認インストラクターの越山さん。講座のために静岡から来てくれたらしい。

講座の内容は、大きく3つ。

  1. ナイフを使った薪割り
  2. フェザースティックの作成
  3. ファイヤースターターを使った火おこし

薪を割る~火をつけるまでのブッシュクラフトの基本を60分で学べます。

加えて、講師の越山さんが見た目通り大物。

ナイフワークだけじゃなくて、ブッシュクラフトの歴史・ネイティブアメリカンの生き方・サバイバルまで語れる方です。越山さんが話してくれるナイフ哲学的な内容&身につく技術から考えても1,000円はお値段以上でした。ごちそうさまです。

イベントの開催場所は、火を使うので、店の中ではなくUPI OUTDOOR鎌倉の庭的な所で行いました。

講座は刃物を使うときの注意点からはじまる

講座はナイフを使うときの注意点からはじまります。

  • ナイフを使うときは自分の両手いっぱい広げたパーソナルゾーンに人を入れない。(危ないから)
  • 自分の正面で作業しない、薪を割ってナイフを自分の方に引いた瞬間、太もも(大動脈)を切ってしまう恐れがあるから。
  • 初心者は防刃手袋を使うのがおすすめ。(軍手より刃物がすべる素材でできているらしい)
  • ナイフを鞘から抜くときに小指を切らないようにする。

などなど。こういった使う前の危険を教えてくれるのは非常にありがたい。刃渡りが短くても刃物は刃物。「気を付けないと」と気が引き締まります。

薪割り

薪割り

そして本題の薪割りへ。

薪割に使う木は、越山さんが「山で昨日とってきたもの」を使います。本格的すぎる・・この時点で参加費もう1,000円払いたくなるレベル。

薪を割る時は、利き手の逆にナイフを持ち、刃の中腹を割る場所にあてます。利き手では、別の薪を持ってナイフの上からゴンゴンたたいて割ります。

この時に大事なことは、「力を入れない事」。野営をするとき、一番最初の薪割りで力を使いすぎて疲れるとその後が大変。と、のことでした。

実際に、力をいれなくても全然薪は割れました。これは目から鱗。

大きな薪を指の第一関節くらいの幅まで細くして、フェザースティックを作れるサイズまで削っていきます。

フェザースティック作り

フェザースティック

次にフェザースティック作りです。

ナイフの下部分を斜め45度にあて、細く細く削っていきます。ここでもポイントはナイフを超優しく握ること。そしてナイフを動かすのではなく、薪の方を動かしました。

刃物を持つと、つい力が入ってしまうんですが、力を抜くのが超大事らしい。ゆるい力で握ると、うすいふわふわしたフェザースティックが作れるようです。

ファイヤースターターで着火

講座で使用したファイヤースターター

最後はファイヤースターターで着火。

フェザースティックめがけて、ファイヤースターターを水平にシュッとこすると火花がちります。コツをつかむまでが大変でしたが何回かトライすると着火することができました。

講座全体の感想:ナイフを使うときの力加減が難しすぎる

フェザースティック作りはナイフの持ち方がむずい

今回薪割り&フェザースティックを作ってみて、一番難しいと思ったのは「力加減」です。

薪を切ってやろう!と思うとついつい力が入ってしまうのですが、ゆるーく持たないと疲れてしまうし、ふわふわのフェザースティックになりません。

その「力を抜いてナイフを握る」方法がYouTubeや色々なサイトを見るだけでは中々分からないポイントだな~行ってよかったな~と思いました。

とりあえず、基本的な持ち方・割り方・削り方は分かったので、次のキャンプでブッシュクラフトをやってみよう!という意気込みです。

講座のあとはモーラナイフの一番安いモデル。「コンパニオン」を購入しました。

モーラナイフコンパニオン

他のお店で、コンパニオンで薪が割れるか聞いた時は、刃が小さくて薄いから刃こぼれが起きるかも?と言われました。

しかし、刃こぼれは「ナイフを持つときの力を入れすぎも原因になる」ようです。(今日聞いた話)なので、なるべくゆるーい力でコンパニオンを大切に使っていこうと思います。

まとめ

UPI OUTDOOR 鎌倉では、ブッシュクラフト&ナイフ講座を月に1回程度やっているみたいです。

UPI OUTDOOR 鎌倉

フェザースティックを作る時の「絶妙な力加減」は実際に習わないと難しいかも?1,000円は確実にお値段以上なのでマジおすすめな講座です。