こんにちは。キャンプ料理研究家スガタニです。
最近、台風や地震など不穏な自然災害が多いですよね。
電気、ガス、水道、通信などのライフラインが被害を受けて使えなくなるのは本当に怖いです。それぞれが復旧するまでの目安は、電力7日、通信14日、水道が30日、ガスが60日と言われています。
災害が起きた場合、必要になる燃料と水の量
そのため、電力の復旧目安に合わせて7日分の非常食や日用品を用意しておくのがベター。最低でも3日分は必要です。
ガスや電気が使えないので、カセットコンロで調理する場合最低でもカセットガスと水は以下の分量を用意しておきましょう。
3日で必要なガスボンベと水
- 水2人分:1日3ℓ×3日=18ℓ
- カセットガス:1本で約60分燃焼。各料理で15分使うと考える。15分×3回×3日=135分=約2.5本
ちなみに、キャンパーはカセットコンロでなくシングルバーナーをよく使います。
シングルバーナーは手のひらサイズのコンパクトバーナー。万が一避難することになった場合もリュックにいれて軽々持ち運べます。
災害時に料理をする時のポイント
次に災害時の料理で気を付けるポイントです。
- 水道が止まる恐れがあるので、水をなるべく節約したレシピが良い。
- 電気が止まって冷蔵庫が使えなくなる場合を想定して、新鮮な食材は避ける。「缶詰」「インスタント食品」「スナック菓子」「乾物」を活用。
- 冷蔵しなくて良い野菜「じゃがいも」「たまねぎ」「にんじん」「りんご」「みかん」「大根」などは災害時に常備しておくと便利。
水を確保するための、ウォータータンクは1000円以下でも買えます。一つ持っておくと安心です。災害前はペットボトルの水が売り切れで買えないことがよくあるので貯水できるタンクはあった方が良いです。
キャンパー直伝!災害時の非常食レシピ
では、ここからは具体的にレシピを紹介していきます。
カンパンやカロリーメイトなど、「The 非常食」だと食べ応えがなく飽きてしまうので、なるべく普段使う食材でレシピを考えてみました。
のり塩ラーメン
火を使わないで作るインスタントラーメンのレシピです。「塩味のインスタントラーメン」と「ごま油味の海苔」で作る簡単レシピ。海苔を使うのでミネラルも補給できます。
作り方
- インスタントの塩ラーメンに水を入れて15~20分待つ
- 海苔フレークを入れる
- 完成
レシピの詳細はこちら
じゃがりこポテトサラダ
じゃがりこをお湯で戻して「ポテトサラダ」にするのは山メシの定番ですが、実はじゃがりこは水でも戻せます。火を使わない簡単レシピです。
作り方
- じゃがりこに水を150ccいれます
- 20分待ちます
- 混ぜたら、完成です
サトウのごはんでお茶漬け
サトウのごはんで作るお茶漬けの作り方です。普段は電子レンジで温めてから調理するサトウのごはんですが、お茶漬けの場合はお湯をかけて数分待てばOKです。
作り方
- お湯を沸かします
- サトウのごはんを器に盛り、お茶漬けの素をかけます
- お湯をかけて少し待てば完成です
レトルトカレー
サトウのごはんは湯煎の場合、15分待てばOK。同じお鍋でレトルトカレーも温められれば一石二鳥です。
作り方
- サトウのごはんを沸騰したお湯にいれ、15分湯煎します
- レトルトカレーを指定された分数湯煎します
- 完成です
サバだし味噌ラーメン
インスタントの味噌ラーメンにサバの水煮缶の余り汁を入れると、サバだし風の味噌ラーメンになって美味しいです。
作り方
- インスタントの味噌ラーメンを、袋に記載されている要領で作る。※サバの水煮缶の汁を入れるので気持ち水を少し少なめに
- サバの水煮缶の汁とラーメンを一緒に煮立てて完成。
まとめ:災害時も工夫しておいしい料理を作ろう!
いかがでしたか?
災害時でも工夫すれば、おいしい料理を食べる事ができます。特に、お子さんがいる家庭でチョコバナナを作れたら喜ばれるんじゃないでしょうか。
また、非常時のプチ贅沢として個人的におすすめなのがは「シンプルにおいしいご飯」を炊くこと。
キャンパーが愛用するアイテムで「メスティン」という小型の飯盒があるんですが、炊飯器よりも10倍美味しいご飯を炊くことがでるのでおすすめ!
ストレスが溜まりがちな災害時…そんな時メスティンがあって美味しいごはんが食べられるとほっこりします。
値段も安く、小さくて持ち運びも便利です。