こんにちは。キャンプ料理研究家スガタニです。
trangia(トランギア)のメスティンは炊飯、カレー、鍋、燻製等々、なんでも作れる万能クッカーです。
今回の記事では、このメスティンを使って湯切り不要のワンポットパスタ(ミートソース)を作る方法を紹介していきます。
湯切りしない場合「水の量」が超大事
キャンプや山でワンポットパスタを作る場合、大事なことは2つ「水の量」と「パスタが何分茹でか?」ということです。
このバランスをミスると火が通ってない固いパスタになるか、水っぽいパスタになるか…どちらかになります。
アウトドアで使用するパスタは何がおすすめ?
アウトドアで使うパスタは家にある通常の8分、9分茹でタイプで問題ありません。
登山、山ごはんでは「マ・マー3分早ゆでパスタ」がよく使われますが、これは茹で時間が短い分、使用する水の量が少なくて済むから。
登山では水の量が100~200g減るだけでも、バックパックを軽くできるので「3分早ゆでパスタ」は重宝します。
水道が近くにある通常のキャンプ場の場合、どんなパスタを使っても大丈夫です。
3分、8分、9分タイプそれぞれに「必要なゆで汁量」
ここからは、3分、8分、9分それぞれに必要な水の量を紹介します。
以下は、私が100gのパスタを茹でるのに使ったそれぞれの「ゆで汁量」。
3分 | 150~200cc |
8分 | 250~300cc |
9分 | 300~360cc |
メスティンの蓋は開けた状態で実験しました。
蓋を閉めてパスタを茹でると、水蒸気が飛ばなくなるので水を減らして茹でましょう。
ワンポットパスタのゆで方
ここからは9分茹で、1.7mmのパスタでミートソースを作っていきます。
以下はメスティンに380gの水を入れた状態。これだと水の量が多かったので、ゆで汁を最後に少し捨てることになりました。
丸ポチの半分くらいまで水を入れると300~350ccくらいになります。
そこに手で半分に折ったパスタを入れます。
次に、メスティンに適当に切ったナスをいれます。
中火から強火にかけます。パスタソースと絡める時間が最後にあるので、ゆで時間の表記より1分早く火を弱火にしてください(今回は9分なので8分)
ナス、パスタが茹ったらミートソースを入れます。ミートソースは湯煎せず直接火にかけてあたためても大丈夫です。
今回使用したのは、予約でいっぱいの店のボロネーゼ。このパスタソースおいしい!!!!
そして・・・この時点で思います。「やっぱり水多かった。」
少しミートソースが混ざっている水を30cc程捨てました。9分ゆでパスタだと350ccくらいが丁度良いかもと思いました。
ミートソースが温まったら完成です。今回は水分が多くて捨てることになりましたが、逆にパスタのゆで汁が少なすぎると麺が固いままになります。絶妙な塩梅が必要。
仕上げに、粉チーズを振りかけます。
「湯切りしないパスタって粉っぽい味になるかな?」と思っていましたが、全く気になりません。家でも全然ワンポットパスタで十分!という味。
メスティンは、パスタが茹でやすいクッカー
アウトドアでパスタを何十回も料理してきた私ですが、メスティンは1番パスタが茹でやすいクッカーだと思っています。
小さい丸形のクッカーを使うとパスタを半分に折っても一度に全て水に漬からないんですよね。先に漬かっていた部分と後からの部分で硬さに差が出てしまいます。
それに比べて、メスティンはパスタを半分に折ったとき全て漬かるサイズ。パスタの硬さに差が出ないんです。
パスタの他にも、インスタントの四角型ラーメンや冷凍うどんが丁度入るサイズだったり、かなり便利。丸形コッヘルよりも料理の幅が広がります。
今回使用したのは、750ml容量のソロキャンプでよく使われるメスティン。750mlでひとり分、1350mlのラージメスティンだと2人分のパスタが茹でられます。
最後に:ワンポットパスタで失敗しないか不安な人へ
最後に、ワンポットパスタに慣れていない人は、スープパスタにするのがおすすめです。パスタが水っぽくなってもカバーできるので失敗しても大丈夫!
私も最初にキャンプで作ったのはスープパスタでした。
メスティンレシピ
メスティンのレシピを基本から応用までまとめました。
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